鳥の病気(´;ω;`)

メガバクテリア症(マクロラブダス症)

多くの鳥類の胃に生息している大型、棒状の微生物で、メガバクテリアと呼ばれていますが、近年カビの仲間であることがわかり、マクロラブダスが感染し、それによって起こる色々な疾病をメガバクテリア症(マクロラブダス症)といいます。

個体の体力や免疫力に左右されるので、一生発症しないこともあれば、長期間続いたり、急激に重篤な症状になってしまったり様々な症状が起こりうる病気です。

主な感染経路は母親から子への垂直感染といわれ、親から子へ与えられる吐き戻しのエサから感染するようです。また、同居している鳥の糞を食べたり、オスの求愛時の吐物からうつることもありますΣ(・ω・ノ)ノ!
マクロラブダスは胃に生息するので、感染が進行すると胃炎になり食欲減退、元気が無くなり、時に吐き気や嘔吐を起こします。(吐いているときに顔をブンブン振りながらあちこちにエサをばら撒いたりします。)
胃潰瘍や胃出血まで起こした場合は血液の混じった黒色の便や貧血が見られ、出血が激しい場合は突然死を起こすことがあります。

マクロラブダス症は慢性化するとなかなか治らない病気ですが、発症する前に早期発見、早期治療すれば完治も可能な病気です。

予防策としてやってほしいこと!!

体重測定

・食欲や元気があっても感染する病気なので、数日事には測定して体重の減少を見逃さないようにしましょう。心配な時は鳥の負担にならない程度でこまめにしてあげてください。

環境の改善

・カビの仲間ですので使用していたケージや道具の消毒は、感染の拡大防止にとても有効ですが、環境の変化やストレスを回避するように注意が必要です。できるだけ暖かくして快適に過ごせるようにしてください。

他の鳥との接触を控える

・一緒に暮らしている鳥にも感染する可能性がありますので他の鳥との接触を控え、鳥の健康診断を済ませてからの方が安全です。

まとめ

※メガバクテリア菌・マクロラブダス菌は糞便に出てくることがあります。体重の減少や脱羽など異常に気付いたら検便も含めた健康診断を行いましょう。

 

 

 

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