嚢胞性卵巣疾患
【原因と症状】
卵巣に嚢胞(液体の溜った袋状の物)ができる病気で卵巣嚢腫とも呼ばれる。腫瘍ができないタイプはホルモン異常が原因である。腫瘍ができるタイプは過発情が原因と言われています。この病気にかかるとお腹が膨らむ・食滞・嘔吐・排便困難といった消化器症状の他、普通の咳とは違う咳をしたり、呼吸困難が起こったりします。
【対策と治療】
発情を抑える薬を投与すると、嚢胞が一時的に小さくなることもありますが、根本的な治療には卵巣摘出手術を行う必要があります。
ただ、卵巣の全摘出は難しいため、一部しか摘出できないことが多く、また再発することもあります。それでも、手術をしたインコとしなかったインコでは、手術をしたインコの方が生存率が高いと言われています。